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暴走する資本主義 ロバート・B・ライシュ著 再読

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昨年の8月10日にご紹介しました「暴走する資本主義」ロバート・B・ライシュ著を再読しています。あの当時、現在の世界の状態を想像することはできませんでした。今、この本を読み返しますと宝の山と言ってもいいほど示唆されるところがあります。アメリカは第二次大戦後、大量生産、大量消費の時代を迎え、企業は政府規制と産業計画の緩和の必要性のもと、巨大企業は一段と企業規模を拡大しました。そして各産業をリードする二、三の巨大企業が、内々に談合するだけで、価格維持と生産調整を行うことが可能となり「寡占的協調」が行われるようになりました。自動車はGM、フォード、クライスラーの三社が牛耳りました。

あれから約半世紀過ぎた現在、この三社は見る影もなく、GM、クライスラーは政府指導のもと破産法11条の扱いを受け、それでも政府の温かい援助で国家管理のもと、再建を図ろうとし、フォードも四苦八苦して再建に不安があります。隔世の間とはこのことをいうのでしょう。

1953年アイゼンハワー大統領は「エンジン・チャーリー」の異名を取ったGMの社長チャーリー・アーゥイン・ウィルソンに国防長官就任を依頼しました。

チャーリーは上院の公聴会で、その当時の一般的見解を述べている。

国益とGM との利益が食い違う場合に国益に沿った決定ができるかどうか問われた時に、チャーリーは「できます」と答え、すぐ次のように付け加え上院の面々を安堵させた。

「私には利益相反は想像できません。なぜなら、ここ数年、私が国のためになると考えたことはGMのためになりましたし、その反対も同様でした何の食い違いも生じませんでした。私たちの会社は非常に大きいので、国益と常に合致するのです」。ーー今の惨憺たる状況は何というべきでしょうか

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